【まとめ】ハイドロ用バッテリー紹介とメンテナンスの重要性について

Battery

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ハイドロには必須のバッテリーについてまとめてみました。

※情報を集めながら更新していきますね

まず初めに、バッテリーは消耗品です。

古いバッテリーを買っても重り変わりにしかなりません。中古品の購入を検討する際は、見た目だけではなく使用期間や性能を確認してから購入するようにしてください。

ハイドロ用のバッテリーについて規格や種類をまとめてみましたので参考にしてください。メンテナンス方法や診断方法についても紹介しておきますね。

ハイドロで使用するバッテリーを知ろう

まず初めに、ローライダーのハイドロに使用されるバッテリーはディープサイクルバッテリー(deep cycle battery)と言われ、満充電ではなくても電圧が低下しない(しにくい)ものが使用されます。

同じサイズくらいのバッテリーだったら何でも良い訳では無いので注意してください。

使われる規格サイズは何?

主に、ハイドロ用に使われるバッテリーは、通称「31バッテリー」「US31」「31規格」などと呼ばれている12Vのバッテリーが多いです。

標準サイズは次の通りです。

横幅:330mm
奥行:173mm
高さ:214mm

メーカーにより若干寸法が異なります。ハイドロラック製作時には寸法確認のこと!

バッテリーの重量は重たいものが好まれます

通常、車の重心を考えるとやはりエンジンが重く、フロントに重心があります。ハイドロでホッピングをする時は、リアタイヤを支点として後ろ側(トランク側)が重たい方がより小さい力で高く上がるようになるため、バッテリー本体もより重たいものが好まれています。

スリーホイラーやナチュラルを目指す場合にも重要となりますよ!

大量のバッテリーを積む際はレインフォースを忘れずに!

バッテリーのCCAが高い=瞬発力がある

バッテリーの能力としてCCAが高いものほど瞬発力があり、ハイドロの油圧の力が上がります。

CCAとは、「Cold Cranking Ampere」の略となり、簡単に説明するとバッテリーの始動瞬発力となります。この数値が高いほど瞬発力が高いということになります。

どんなバッテリーが求められているか?

  • 31規格のディープサイクルバッテリー(ハイドロ全般)
  • 重量はより重たいもの(ホッパー車向け)
  • CCAが高いもの(ホッパー車向け)

車高調仕様のハイドロであれば、重量やCCAの高さは強く求められていませんので耐久力があり長持ちするバッテリーを選んだほうが良いですよ。

アメ車の場合、車高調仕様でも2Bがおすすめです。

スイッチの長押しは、ソレノイドとモーターへの負担が高いので注意

バッテリーの種類と重量

実際に使われている(使われていた)ハイドロ用のバッテリーを紹介していきます!特徴も含めて一覧にまとめましたので参考にしてください。情報が集まれば更新していきますね!

何故か家にはトロージャンのバッテリーがずっと眠っている。笑

それではご参考までにどうぞ!

メーカー型式規格:CCA
(実測CCA)
寸法
横-幅-高さ
重量
CENTENNIAL Glay
(センテニアル グレー)
C-31-10ST1000CCA
330mm
173mm
214mm
25kg
CENTENNIAL Black
(センテニアル ブラック)

31S-9
925CCA330mm
173mm
214mm
調査中
TROJAN MILEAGE MASTER
(トロージャン マイレージ マスター)
C31-1000S1000CCA調査中調査中
MAGNA POWER
(マグナパワー)

1131MF
950CCA330mm
173mm
238mm
25.6kg
Red’s Orizinal
(レッズ オリジナル)
31-MHD1000CCA330mm
173mm
214mm
25kg
ACDelco
(ACデルコ)
M31MF625CCA330mm
173mm
237mm
26kg
Exside
(エキサイド)

31XHD
EX31-950
950CCA330mm
173mm
218mm
調査中
OPTIMA YELLOW TOP
(オプティマ イエロー トップ)
YTL4-LN4880CCA
(1100CCA超)
315mm
175mm
190mm
27kg
ODYSSEY Extreme
(オデッセイ エクストリーム)
ODX-AGM311150CCA330mm
172mm
239mm
35.3kg
ODYSSEY Ultimate
(オデッセイ アルティメット)

Ultimate LB1700
900CCA330mm
175mm
180mm
26.6kg

CENTENNIAL Glay(センテニアル グレー)C-31-10ST

型式規格:CCA
(実測CCA)
寸法
横-幅-高さ
重量
CENTENNIAL Glay
(センテニアル グレー)
C-31-10ST1000CCA
330mm
173mm
214mm
25kg

ハイドロ用バッテリーと言えばこれだという商品となります。ひと昔前はトロージャンが有名だったかな・・・

センテニアルグレーはCCAの高さと重量より愛用されている方がたくさんいます。現在の仕入れ先は、ヤフオクやメルカリでの個人取引や、取扱いのあるショップがメインとなります。

海外直販?もあるようですが、引き取りが難しい?英語わかりませんので詳細は不明(ごめんなさい)。是非仕入れ先を持つ方の情報があれば知りたいです。

CENTENNIAL Black(センテニアル ブラック)31S-9

型式規格:CCA
(実測CCA)
寸法
横-幅-高さ
重量
CENTENNIAL Black
(センテニアル ブラック)

31S-9
925CCA330mm
173mm
214mm

センテニアルグレーと比べ若干CCAが低いものとなるが、人気の商品です。黒色が魅力でトランク内が締まり、見栄えがGOODです。

こちらもグレーと同様にヤフオクやメルカリでの個人取引や、取扱いのあるショップがメインとなります。うちは取扱いあるよ!という方が居れば紹介したいのですが。。。わかりません。

MAGNA POWER(マグナパワー)1131MF

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型式規格:CCA
(実測CCA)
寸法
横-幅-高さ
重量
MAGNA POWER
(マグナパワー)
1131MF950CCA330mm
173mm
238mm
25.6kg

入手しやすさとCCAの高さが魅力。重量もセンテニアルと比べ若干重たくホッパー車両向けとなる。EXSIDEからバトンを渡された商品となります。

ターミナルナットが別売りなので購入が必要です。

Red’s Orizinal(レッズ オリジナル)31-MHD

型式規格:CCA
(実測CCA)
寸法
横-幅-高さ
重量
Red’s Orizinal
(レッズ オリジナル)
31-MHD1000CCA330mm
173mm
214mm
25kg

センテニアルグレー同等品でレッズさんからのオリジナル製品です。よりハイドロ用にカスタマイズされておりホッパー車両向きといえます。

ポンプもレッズを使用している人はバッテリーもメーカーを合わせたい。こちらは、専用の取扱いショップ様からの購入がメインとなるようです。市場にはあまり流通しておらず、ネット販売ではあまり見つけることができませんでした。

メルカリにはたまに出品されているのを見かけます

現在の型番では、COMMERCIAL C-31-10STとなるのかな?

カリフォルニア州を拠点に今もハイドロ専門パーツの取扱いをされています!国内では、REDS・JAPANさんやTRADE MASTER Inc.さんが取り扱われていたと思いますが、今はどうだろう。。。

ACDelco(ACデルコ)M31MF

ハクライショップ
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楽天市場
型式規格:CCA
(実測CCA)
寸法
横-幅-高さ
重量
ACDelco
(ACデルコ)
M31MF625CCA330mm
173mm
237mm
26kg

信頼の高さと液漏れの可能性が低いことがメリット!CCAは625CCAと高CCAではないが、耐衝動性・耐振動性・耐腐食性に優れており長寿命であることが良い。コスパもよく高CCAを求めていないのであればこれって商品ですね!

ネット販売でも入手しやすく、価格もお手頃なのが魅力です!

Exside(エキサイド)31XHD EX31-950

型式規格:CCA
(実測CCA)
寸法
横-幅-高さ
重量
Exside
(エキサイド)

31XHD
EX31-950
950CCA330mm
173mm
218mm
調査中

センテニアルが入手困難となり、次に注目されたバッテリー。重量やCCAも申し分なく、今も多くのローライダーの人たちが愛用しています。

販売が縮小し入手が困難となりましたが、今も現役でよく使われているバッテリーです。

26kgぐらいあったっけ。。。確認したら更新します!

OPTIMA YELLOW TOP(オプティマ イエロー トップ)YTL4-LN4

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型式規格:CCA
(実測CCA)
寸法
横-幅-高さ
重量
OPTIMA YELLOW TOP
(オプティマ イエロー トップ)
YTL4-LN4880CCA
(1100CCA超)
315mm
175mm
190mm
27kg

オプティマシリーズの中では、重量級かつ、高CCAの代物です。価格は少し高めとなるが、今後の活躍に期待している1台。液漏れのリスクが少なく、振動にも強い。

トップカラーもイエローとなり、ボディカラーと合わせるとかなりかっこよく決まります!

他にもオプティマブルーやオプティマレッドがあり、ボディカラーに合わせてセッティングすればかなり決まります!

オプティマシリーズは長く愛用されており、今だ入手しやすく種類も豊富なので細かい情報をまとめてみたいと思います!

ODYSSEY Extreme(オデッセイ エクストリーム)ODX-AGM31

ゼンリンドライバーズステーション
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型式規格:CCA
(実測CCA)
寸法
横-幅-高さ
重量
ODYSSEY Extreme
(オデッセイ エクストリーム)
ODX-AGM311150CCA330mm
172mm
239mm
35.3kg

おそらく現在入手できる中で最強のパフォーマンス。重量も最強、価格も最強。実測CCAは最大値となる。安さではなく、性能と品質を重視した一品です。赤を基調としたカラーでボディーカラーに合わせれば見た目もかなりGOODです!

このバッテリーを使っている人の声を聞いてみたいです。能力が高すぎてモーターが耐えれるか心配。。。

ODYSSEY Ultimate(オデッセイ アルティメット)Ultimate LB1700

ブートスポット
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型式規格:CCA
(実測CCA)
寸法
横-幅-高さ
重量
ODYSSEY Ultimate
(オデッセイ アルティメット)

Ultimate LB1700
900CCA330mm
175mm
180mm
26.6kg

エクストリームと比較すると価格的に少し手が出しやすい。CCA、重量共に高くヘビーデューティーに適している。使ってみた実績の情報が少なく、使用者の声を集めたい。ボディーカラーも濃いオレンジでトランク映え間違いありません!

SNS上では、ハイドロの状態がアップされていることもあり、注目度が上がってきましたね!

その他

  • インターステート・・・現役のものがありそうだけど入手経路がわからない。
  • パワーファスト・・・たまに見かけるが国内流通は少ない?
  • トロージャン・・・昔はかなり有名でした。今はまだ入手できるのだろうか?
  • センチュリー・・・31XMF 950CCAとか?
  • Energex ・・・型番不明。

他に、ラベルを剥がされた無地のバッテリーを見かけるがどこのバッテリーだろう。。。

ハイドロ用バッテリーのメンテナンスの重要性について

バッテリーは消耗品と説明しましたが、適切なメンテナスを行うことが重要です。

私が使用していたハイドロは、2P6Bでしたが、この6バッテリーは一度も交換していません。5年間使用して能力が落ちたものの故障することはありませんでした。

サルフェーションに悩まされた思い出がありますので紹介しておきます。

外観チェック:サルフェーションの有無を確認

バッテリーの端子に粉が付着しているということは、内部にもサルフェーションが発生しています。

サルフェーションが起きているバッテリーについては、電気の流れが悪くなったり、充電が遅くなる他、蓄電量が低下するなど何も良い事がありません。

サルフェーションとは

サルフェーションの発生はバッテリーの中に入っている希硫酸が原因です。

希硫酸がバッテリー電極と化学反応を起こして電気が作られ、放電を繰り返していく中で化学反応がうまくいかなくなり、結晶化したものをサルフェーション(が起きている)と呼びます。よって、白い粉の正体(サルフェーション)は、希硫酸が結晶化したものとなります。

希硫酸が結晶化したものを硫酸鉛と言い、硫酸鉛が固まりになると電気を通しません。バッテリー内部の電気の流れが阻害され、能力が落ちたり充電を行っても十分に充電できなくなったりします。

サルフェーションの回避策

前提として、サルフェーションを無くすことは不可能だと思ってください。放電を繰り返す中で発生するものであり、いかに発生しにくい環境を整えるかが重要となります。

回避策は定期的な充電で、低充電状態を避ける事です。

満充電状態の維持が好ましいですが、充電ケーブルをつなぎっぱなしでは過充電の原因となります。バッテリー内部の膨れや希硫酸の漏れの原因にもなるため注意が必要です。

また、低充電状態では、サルフェーションを起こしやすい状態となります。ハイドロはスイッチ打ってなんぼですが、定期的に充電してあげることが長持ちの秘訣となりますよ。

長期保管の場合も自己放電により低充電状態となるので、定期的に充電しなければサルフェーションが発生しやすい状態となるため注意が必要です。

サルフェーションの除去方法

サルフェーションの除去で一番有名なのが、パルス充電器を使用した除去方法です。

バッテリーを充電する時に一定の周波数の電流を流すことで、充電しながらサルフェーションを除去するものです。

他にもバッテリーに添加剤を投入する方法がありますが、ハイドロ用バッテリーについては、完全密閉型、メンテナンスフリーのものが多く添加剤を投入できないものがあります。

パルス充電器を使ったサルフェーションの除去が最も効率的な方法といえるでしょう。

パルス充電機能については、劣化しているバッテリーを修復したり、バッテリーの寿命を延ばす機能となり、サルフェーションを除去してくれることでバッテリーのCCAを回復してくれます。
※壊れたバッテリーを復活させるものではありません。

※多連結充電器を使用している人も、定期的なパルス充電をおすすめします。

外観チェック:膨れや液漏れ、発熱の有無の確認

バッテリーの液漏れは言うまでもなくバッテリーの異常となります。補修が困難な状態であれば、新しい物を購入したほうが良いです。電力供給が不安定となることで、ソレノイドの故障やモータが焼付くなどの原因となりかねません。

バッテリーの液漏れは、ハイドロ使用時の振動や劣化による過充電が主な原因で、長く使っているバッテリーほど液漏れのリスクが高まります。

バッテリーの液漏れは、ボディへの腐食の原因となります液漏れを確認したバッテリーについては、できるだけ早く取り外し、漏れた液はそのままにせず、綺麗に清掃しましょう!

バッテリーの膨れは、完全密閉型のバッテリーで見受けられます。中に溜まったガスが抜けきれず膨張するこが主な原因となります。ガス抜きが不可の状態で膨らんだバッテリーを使い続けることは避けてください。

※補足※ディープサイクルバッテリーは、急速充電不可です。注意を!!

普通充電での充電時間は、おおよそ6〜10時間ほどです。充電器でバッテリーの90%ほどまで充電できたら充電器の電源を切り、ケーブルをバッテリーから取り外します。

能力チェック:電圧とCCA値の確認

結論からいうと、バッテリーチェッカー(テスター)を使った診断が最も正確で速いです。

最近充電がすぐ減るとか、飛ばなくなったとか、弱ってきているなという感覚も大切ですが、測定した結果を数値として見る事が重要となります。

直列バッテリーの入替えの検討や、異常が起きているバッテリーを見つけるためにも持っておいて損は無いと思います。

一応おすすめを2つ紹介しておくので、どちらか持っておくと便利ですよ!

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電圧値の確認

12.5~14.5Vの間であれば正常と判断できます。ハイドロを使用した直後は、電圧が高めになるため、測定のタイミングに注意が必要です。

12.5V以下となる場合、弱っている可能性があります。バッテリーの使用頻度と使用期間にもよりますが、電圧が低くなる時は一度充電をしてから再チェックしましょう。

CCA値の確認

CCA値は、バッテリーの性能が低下するにつれて、同様に実測値が低下していきます。正常なバッテリーの実測CCA値は、規格CCA値以上の値であることがほとんどです。規格CCA値より低い値となる場合は、劣化(抵抗や欠損)があると判断しましょう。

長く使ったバッテリーであってもCCA値が下がらないものがありますが、徐々に下がっていくものとなりますので、定期的な確認と、その値を記録しておくと状態の変化が見て取れるようになります。

日付と測定値を記録しておくと役に立ちますよ。

バッテリーのCCA値を測定すれば、簡易的にバッテリーが何%程度劣化しているか求めることができますので参考にしてみてください。

計算式:実測CCA値 ÷ 基準CCA値 × 100 = 劣化%

それではみなさん素敵なローライフを!

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