ハイドロの仕組みについて説明していきます。
ローライダーのハイドロと一言でいってもたくさんのパーツが使われています。
一体どんな仕組みでどのようなパーツが使われているのでしょうか?
まずはハイドロの動きを見てみよう!
まずは、ハイドロの動きを見てみようということで、動画のほうがわかりやすいと思いましたので紹介します。
ビークルラボさんの動画を紹介させてもらいます。
スリーホイラーへの道シリーズは楽しく見させて頂きました。
興味がある方はビークルラボさんの動画も要チェックですよ!
ハイドロの構成部品を紹介
- オイルタンク
ハイドロ用のオイルの保管室になります。
オイルタンクより、ポンプヘッド(ギヤポンプ)でオイルをホースからシリンダーへ送ります。 - ブロック
ポンプヘッド(ギヤポンプ)を保持している壁で、オイルタンクとモータを仕切っています。
ダンプ、スクエアからのオイル戻りのリターン口にもなっています。 - バックプレート
オイルタンクをバックプレートとブロックで挟み込み固定している。
オイルタンクに掛かる負荷(圧力)を支える役割がある。 - ステーボルト
ブロックとバックプレートを固定している4本のボルトとナット。 - ポンプヘッド
ハイドロの能力を発揮するための心臓のようなパーツ。
マルゾッキーやフェナーと呼ばれるメーカーが有名となり、径や番号で能力が異なる。 - モーター
ポンプヘッドに繋がれている。
ハイドロスイッチを打った時、ソレノイドから動かされたバッテリーより電圧を受けとり回る。
繋がれたバッテリーの数が多いほど負荷が高くなり長時間回すと焼付きや故障が起きる。 - バッテリー
主に31バッテリーと言われるものを使用する。
重量やCCAが重要となり、専用バッテリーがある程のキーアイテム - ソレノイド
スイッチから高電圧を操作するための電磁弁。
ハイドロ経験者は必ずといって良い程このソレノイド問題にぶつかるでしょう。
慣れると安定してくれる意外と優しい部品でもあります。 - ホッピングコイル(コイル)
シリンダーと車体の間に挟まれている部品。
コイルの固さや長さは乗り心地やハイドロの性能に非常に大きく影響します。 - ダンプ(ダンプバルブ)
ハイドロのプレッシャー(圧)をタンクへ戻らないように支えている弁。
ソレノイドは電気を制御しているが、こちらはオイルを止めている蓋の役割をしており、通電時に弁を開く。 - スクエア
ダンプと役割はほぼ同じとなる。
但し、通電時の開くスピードと、その逆の閉じるスピード、高圧が掛かったときのオイルの保持能力がダンプとは比較にならないほど良い。
ホッピングするなら、スクエアは必須アイテムです。 - シリンダー
ハイドロの圧を入れることで伸び、圧を抜くことで縮みます。この動作で車高を上げたり、下げたりする役割がある。上手く連動させることでホッピングやスリーホイラー等の技を繰り出す。 - ホース(油圧ホース)
ハイドロの圧を支える高圧の油圧ホース。
車高調程度とホッパー車では使うホースのスペックが全然異なります。
用途を間違えて破損(破裂)した場合のリスクは容易に想像がつくと思います。 - 配線
ハイドロの配線、バッテリー用(高圧)とスイッチ用(低圧)の2種類を使い分ける。
基本的な配線は簡単だが、ベットダンスや4輪独立組みなど用途によって複雑な配線となる。 - スイッチ
ハイドロの配線に電気を通すためのスイッチ。基本的に全ての動作を運転席の手元で行うことが多い。ホッピング仕様となると、フロントのみのスイッチを個別に取付ることもある。 - スイッチバット
スイッチに取り付けるステーのようなもの。
スイッチを長くすることにより操作性を上げる。
- カップ、リバースカップ
コイルの受け皿として使う。
ハイドロの組み方によって使われるサイズと深さが変わります。 - フィッティング(継手)
チェッキやエルボ、Yブロック等ポンプからシリンダーまでの継手類のこと。 - パワーボール
アメ車だと、リア用のハイドロの受けのためにデフに溶接固定されていることが多い。 - アースクリップ
ハイドロの配線を遮断し、電気が流れないようにするもの。メンテナンス時も使え便利。
他に、ソレノイドがロックした時などに強制的に電気を遮断するためのもの。 - ベット
ポンプやバッテリーを乗せる架台のこと。
ポンプやバッテリーの乗せ方や、バッテリーの数、ソレノイドの数等様々な組み方がある。
特に車種毎にトランク形状も異なりその車、用途にあった形状が必要となってきます。
その他もろもろありますが・・・この辺で。
主要な部品はこのくらいかと思います。
他にもアングル組んだり補強入れたり加工したりと実際の組付けには多数作業が必要となります。
各部品の紹介は今後細かく紹介していきますね。
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