ハイドロのパーツはなんとなくわかるけど、配線がわかりません。
ハイドロを取り外して組み直そうとしたけど、配線がわからなくなってしまった。
そんな時のために、基本の配線を覚えておけば問題ありません。
ハイドロを他の車に移したり、下ろして全部メンテナンスする時に役立てばと思います。
ハイドロの配線は難しくない!
ハイドロの配線は運転席に配線を引き込み、ステーで固定したスイッチで操作している人がほとんどです。そのため、どこに何がどのように繋がれているのか知らない人もいるかと思います。
配線が難しいと思っていませんか?
部品の用途と動きがわかっていれば意外と簡単ですよ。
スイッチ側に24Vで+を引く。
それぞれスイッチをONにした時に、何処が動いて欲しいか。
それではポイントを押さえていきましょう!
2P4B(2ポンプ4バッテリー)の配線を説明します。
※配線図の補足※
赤色配線:高電圧用の太いゲージ配線
青色配線:スイッチ、ソレノイド等の細線
①バッテリーからモータまでの直列配線
バッテリーからモータまでは、「ボディーアース」→「バッテリー(直列)」→「ソレノイド」→「モータ」の準に繋がっています。
赤線部は、電圧が高くなりますので外径の大きなケーブルが必要となります。
推奨ケーブル、端子をまとめて紹介しておきますね。
②バッテリーからスイッチまでの配線
①の「ボディーアース」から2個目の「バッテリー」までは直列配線で既に繋がっていますので、2個目の「バッテリー」のプラス側から「スイッチ」の電源(真ん中金具)を繋ぎます。
③スイッチからソレノイドまでの配線
スイッチからソレノイドまでの配線では、3点注意が必要です。
①スイッチをどちらに動かしたときに、通電させるか?
上の図では、スイッチを上に動かしたときにソレノイドが起動するように配線しています。スイッチを下に動かしたときにソレノイドを起動したい場合は、スイッチの上側に配線する必要があります。
②ソレノイドに「S」と「I」がある場合は「S」へ接続する。
スイッチ側で覚えておくと良いです。
③ソレノイドは、モータ側のソレノイドから起動ように配線する。
ここはたぶん関係ないという人も出てくるのかな?記憶が曖昧で申し訳ないです。バッテリー側から起動すると1個目のソレノイド起動時間が長くなるからロックしやすいと聞いたような・・・
ここまでがアップ(車高を上げる)側の配線となります。
④スイッチからスクエア、ダンプまでの配線
これがダウン(車高を下げる)側の配線となります。
もちろんスイッチの電源はバッテリーから繋いでいることを前提としてくださいね。
スクエアやダンプからはそれぞれ2本の線がありますので片側がスイッチからでもう一方はアースへ落とすというイメージでOKです!
⑤スイッチの配線
標準的な配線について解説します。配線に困ったときの参考になればと思います。
- バッテリー・・・スイッチの電源となるので、各スイッチ全て繋ぐ
- A-③ フロントソレノイド・・・フロント用モータを起動(アップ)
- A-② スクエア・・・フロント用スクエアを起動(ダウン)
- B-③ リアソレノイド・・・リア用モータを起動(アップ)
- C-② 左ダンプ・・・左側リアのダンプを起動(ダウン)
- D-② 右ダンプ・・・右側リアのダンプを起動(ダウン)
- B-② 左右のダンプを同時に起動(ダウン)
スイッチの配線は記載のアクションをする際の形となり、
配線に必要なスイッチ用ケーブルは6本になりますね。
他にもどこをどのように動かしたいかで変わってきますよ!
ハイドロの配線は要点を掴めば簡単でしたね!
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